〜マイタケ編~

 

小生、今日も道端きのこを求めて東奔西走するも、巷では木枯らし1号が吹いてきた「おー寒い寒い。熱燗熱燗」心で叫びながらきのこ目で道端きのこを探している。

今日は早く切り上げていつもの店にレッツゴー。

 

暖簾をくぐると奥から女将がいつものように「きのこ先生いらっしゃい~。」と今日は鶯のような声に聞こえる。カウンターでは飲み仲間たちが寒い話で盛り上がっている。

 

 小生は座るが早いか「熱燗1本」と注文した。お通しにマイタケの和え物が出てきた。

最近のきのこはマイタケをはじめ安価に手に入るから嬉しいねっと言うと、呑み仲間の一人が先日天然のマイタケを貰って食べてみると、ことの外良い香りがして美味しかった話をしてきた。「そうだそうだ」と同調するが、小生キノコ狂は、実は臭覚音痴のため食味に関心がなく採取専門である。

 

 そこで先日近くにあるキャンパスの歩道近くの林の中で天然マイタケを採った話をするが飲み仲間たちは半信半疑の理解のようだ。そこで携帯電話に収めておいた写真を見せると納得すると同時に、こんな近くに発生していることに驚いていた。そこで調子に乗って、マイタケにはトンビマイタケを「とんび」または「とびたけ」と呼んで好んで食べているそうである。

 

 小生の友達の一人でキノコ党員E氏は、英国の学会に参加した時ロンドンの公園でトンビマイタケの大きな株を見つけたので、採集して日本に持ち帰ろうと思い、ハラハラドキドキとヨーロッパの各空港を無事通過してきたが、なぜか羽田の税関で没収された苦い体験談を聞いたことを思い出しみんなに話すと、「日本の税関はすごいね」と皆が称賛した。

 それからキノコ党員I氏の話から北海道で採った「チョレイマイタケ」の黒い菌核(イノシシの黒い糞に似ている)を焼酎漬けにして提供してもらったことがある。漢方薬として利尿効果があると聞くも、いまだに小生は試飲していない。

 

 以前マイタケは青山霊園で発見され新聞紙上で騒がれたことがある。この記事が出る前からか定かではないが、友人のキノコ党員N氏は都内の公園でひそかに奥様と二人で毎年採集しているよと言っていたことを思い出した。

マイタケはコナラなど広葉樹の根元に発生するので、生えた樹を覚えておくと毎年(あるいは隔年)9月下旬から10月初旬頃に収穫が楽しめる。こう話しをするとお酒が体内に充填されてきたようだ。

気分が良い!本日はこれまでと店をあとにする。気分は最高!        

                                      (徹)

 

  ⇧ 天然マイタケ

 

 

🏮いつもの居酒屋🍶